お役立ちコラム
7.72023
契約書の必要性についてわかりやすく解説
1.契約書の必要性
契約とは、当事者間で合意した約束のことです。口頭での約束をした場合であっても契約は成立します。
日常の取引でも、毎回契約書を作成しているわけではありません。契約書をわざわざ作成するのは面倒な作業に感じてしまうかもしれません。
日常の少額の取引であれば、口約束でもトラブルは起きにくいと考えられます。
では、もっと「大きな」買い物(土地や建物など)の場合を想像してみてください。
口約束のみであれば、後になってお互いの認識に齟齬が生じた場合に、大きなトラブルになっていまいます。
「言った」「言わない」を繰り返すことになり、お互いの信頼関係も破壊されてしまうかもしれません。
このような事態を可能な限りさけるために有効なのが契約書ということになります。
約束した内容をしっかり書面で残しておくことで、記憶が薄れても、担当者が変わっても、また第三者がみても分かるように書面で残しておくことが望まれます。
2.契約書には何を定めるのか?
契約書の書き方については、特に法律に定められているわけではありません。
決められたスタイルはありませんが、オーソドックスな基本スタイルはあります。
毎回ゼロから作成することは、非常に大変ですので、ひな形を修正して利用することが多いです。
ただし、契約ごとに個別的な事情があると思いますので、よく考慮したうえで作成することが望まれます。
実際の契約書の締結の場面では、自分から提示する場合と、相手から提示される場合があります。
通常は提示する側が有利な内容となるように修正されていると考えるべきです。
つまり、相手方から提示された契約書については、自分にとって不利益な内容がないか十分チェックしたうえで内容を詰めていく必要があるということです。
3.契約書はどのように作るのか?
実際の契約の締結から終了までについては、つぎにようなプロセスをたどることが多いです。
- 契約締結に向けた交渉開始
- 契約内容を双方で検討
- 当事者のいずれかから契約書のドラフトを提案
- ドラフトを受領した側で検討し、修正案を検討
- 双方の希望を交渉・調整し条項をつめていく
- 調整後合意可能になった場合に契約書の締結
- 契約義務の履行
- 契約の終了
3.~6.のプロセスで、契約書を作成することになります。
4.契約書の作成を行政書士に依頼する
契約書は、ビジネスや日常生活において非常に重要なものです。契約書の内容が曖昧であったり、法的に有効でなかったりすると、後々トラブルに発展する可能性があります。そのため、契約書の作成は、法律に精通した行政書士に依頼することをお勧めします。
当事務所では、契約書作成のサポートを行っております。お気軽にお問い合わせください。
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